MK-CRAFT BBS 409444


HP-61

1:MK :

2016/02/06 (Sat) 21:35:35

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1454762135.jpg 先日、オークションで衝動買いしてしまいました(笑)

HP61R

この墨入れがやりたくて…(笑)

2:MK :

2016/02/06 (Sat) 21:38:45

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1454762325.jpg 未始動のエンジンとのこと

一応、分解して確認。
ニードル周りがいじってあったので、元の形に戻しました
3:MK :

2016/02/06 (Sat) 21:49:09

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1454762949.jpg Paul Buglの設計でしょうね

チームレース用の「Bugl-15」に似ています。
シリンダー部もディーゼルエンジンによくある感じだし…


HPの文字に墨を入れたくなる理由…わかんないかなー(笑)
4:Mr.K :

2016/02/06 (Sat) 23:45:04

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1454769904.jpg プラグのねじサイズは標準のUNEF1/4-32でしたか。
私のはサイズが違ったので標準に切り直しました。
5:MK :

2016/02/07 (Sun) 07:41:14

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1454798474.gif Mr.Kさんのコレクションは、OS-61VRMの改造の時同様に参考になります。
これって、自作スピンナー+ベンチュリーとOSニードルの組み合わせでしょうか?

プラグは、普通に数種類入りますので1/4-32だと思います。
以前MVVSの時にタップも購入してありますから、M6だったとしても平気ですけどネ(笑)

Mr.KさんのHP61は内部も改造してますか?
分解してみて、ポートがいがいに狭いのに驚き!です。
墨入れしたHPのロゴ部分が小さなポートでした!
6:Mr.K :

2016/02/07 (Sun) 15:31:24

これって、自作スピンナー+ベンチュリーとOSニードルの組み合わせでしょうか?

その通です。ただ針はSTです。

内部は改造していないようですし、火も入っていないようです。
7:ディーゼル猿人 :

2016/02/08 (Mon) 00:44:35

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1454859875.jpg  残念ながら、このエンジンはPaul Buglの設計ではありません。Buglが設計したのは、こちらのエンジンです。Buglは、鬼才~奇人として多くの逸話を残す人ですが…。当時、HP社に乞われて入社し(最初の)HP-61の開発~製造を担当しますが、Buglが休暇中に、上層部が無断で未熟な作業員を使ってHP-61を組み立ててしまいます。自分の設計したものが、最良のものにならないことが許せないBuglは、これに腹を立て即座にHP社を去ってしまいました。これにより、初期型HP-61の生産は小規模なものに留まります。

 その後、別の設計者(Peter Billes?)によって、新たなHP-61が設計されます。初期型HP-61では、Buglの得意アイテムの「Bell-Valve」が使われていますが、後期型では製造が難しい(コストが掛かり過ぎる)という理由から放棄され、普通の「Rotary Disk」になっています。
8:ディーゼル猿人 :

2016/02/08 (Mon) 00:46:51

 その後、Buglは「Bugl-15」を開発しますが、「Bell-Valve」の特許がHP社に帰属していたため得意のアイテムが使えません。そこで特許に抵触しない新たな「Bell-Valve」を考案します。初期型HP-61は、「Bell-Valve」に回転軸が付いていて、それがバックプレートに刺さっていますが、一方「Bugl-15」の「Bell-Valve」には回転軸が無く、クランクピンにネジ留めで固定されています。

 「Bugl-15」には、この「Bell-Valve」やスモールエンドの不思議な留め方など、図面を一見しただけでは理解できない「知恵の輪」のような構造が散見され、鬼才Buglの名に相応しいものになっています。

 最近、Buglの墓の写真が載っているサイトを発見しました。早く亡くなっているので墓があって当然なのですが、不思議な気分になりました。音楽ファンがジョン・レノンの墓に出会うようなものでしょうか。

http://control-line-flying.com/team-race/
9:bsa500 :

2016/02/08 (Mon) 10:29:13

以前ディーゼル猿人さんの写真のエンジンを持ってましたが・・・・・・・
大昔のラジ技でも、このエンジンで松井勲氏がスタント機に使用したとの記事が出てました、用途が違うので満足な結果が出ない様な記事でした。
(純正のマフラーのみ今だ持ってます)
10:MK :

2016/02/08 (Mon) 19:38:35

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1454927915.gif >残念ながら、このエンジンはPaul Buglの設計ではありません…

そうでしたか。
でも、HPのマーク部分のデザインは、Buglデザインなのかな?
黒で塗ってシンナーでひと拭き…
この感じが良いんですよ(自己満足か)(笑)
Mr.KさんのHP61も墨入れ…いかがですか?

しかし…
「Bugl-15」ってロングシャフトでかっこいい
11:ディーゼル猿人 :

2016/02/08 (Mon) 23:06:24

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1454940384.jpg >写真のエンジンを持っていましたが

 何年か前に、初期型の「HP-61」がヤフオクに出品されたのを憶えています。入札しましたが、いつものように買い負けました。

>HPのマーク部分のデザインは、Buglデザインなのかな?

 HP社は、正式には「Hirtenberger Patronen」といって、本業は軍需品の製造で、創業は1860年頃です。Patronenは(銃の)薬莢という意味です。多分、HPのマークは、元々あった会社のマークでしょう。ただ、マークと数字の配置は、Buglのセンスかもしれません。
 模型エンジンの製造権は、RJLに移管されましたが、HP社は現在も軍需品メーカーとして存続しています。塩谷製作所も、模型エンジン以前は薬莢を製造していたと聞いています。

 ところで、1973年のF/F世界選手権のF1Cでは、Buglのディーゼル・エンジンを搭載した機体が優勝しています(ディーゼルでの最後の優勝)。ライバル機を見ると…、Rossi搭載でフルカウル、ハイ・アスペクト・レシオでフル・プランクの機体が既に出現していますが、その中での優勝でした。
12:じんたん :

2016/02/09 (Tue) 19:58:12

ブーグル氏のエンジンが http://modelenginenews.org/cardfile/gp2.html ここにもあります。ピストンがツーピースのようですが結合のしかたが分かりませんね。テンションボルトに固執してるのが面白く思います。
 今度作る予定の私の手作りディーゼルも(古くさい)テンションボルトを使います。
13:MK :

2016/02/09 (Tue) 20:13:20

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1455016400.gif >1973年のF/F世界選手権のF1C…

オーストリアのウイナーノイシュタットでの大会…
小堀さんがF1Bで3位になったときですね。
日本からは、伊藤さんがF1Cで出ていました。

MKの資料では、搭載エンジンまで解らなかったのですがBuglだったんですね…
優勝は地元のオーストリアの選手…V.Horcicka…とあります。
14:ウエダクラブ :

2016/02/09 (Tue) 20:43:52

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1455018232.jpg > ピストンがツーピースのようですが結合のしかたが分かりませんね。

 ピストン上部裏側の「半分軸受け」と、コンロッドの「半分スモールエンド」の両方に、クラウンを被せているんです。それの外れ止めが、ピストンピンのCリングですね。コンロッドは圧縮方向にのみ荷重がかかるって割り切りが、すごいですね。
15:ディーゼル猿人 :

2016/02/09 (Tue) 23:50:15

 Buglは、当時、出始めていたABCを自らもテストしていますが、なぜか乗り気せず、鉄ピストンに固執します。その代わり、鉄ピストンの軽量化を図り、側壁を可能な限り薄くするためにこのような構造をとりました。

 Nelsonは、自身のF2Cエンジンを開発するにあたり、「Bugl-15」を取り寄せて研究していますが、評価として「合点がいかない~ベストとは思えない設計箇所がある。」と言っています。
 その後のF2Cエンジンの展開を見ると、Nelsonが採用した「AAC」と「Drum Rotor」が主流になっていますが…、あまりにもそれが当たり前になったため、当時のNelsonエンジンの先見性は感じられにくくなっています。
 一方、逆にBuglエンジンの酔狂な「Small End」や「Bell Valve」は、語り草としていつまでも記憶に残るものとなっています。
16:MK :

2016/02/10 (Wed) 07:09:19

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1455055759.jpg NETにあった初期型Buglデザインと比較しました
17:MK :

2016/02/10 (Wed) 07:16:35

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_157600/157518/full/157518_1455056195.jpg バランスが違うんです。
スタイル抜群!
かっこよさの秘密は、細く長く伸びたシャフトにありましたね。

足が長いほうがかっこいいと思うのは、昭和の感覚かよ(笑)

スピンナーナットやドライブワッシャは、同じみたいだし…
「あー。あと12mmシャフトが長かったら…」

シークレットブーツで足を長く見せる…フフフ…
よからぬことを考えてしまいそうです(笑)

18:じんたん :

2016/02/10 (Wed) 18:38:20

 F2Cエンジンとしては過去のBuglなんですが、オイルの節約配分という観点から言うと見るべきものがあります。4STディーゼルをやってみて、その辺の問題に行き当たったのでいつかこのエンジンを調べてみたいのですが、さすがの『会長』も持ってないのでできません。

  • 名前: E-mail(省略可):
  • 画像:

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.